寄附金募集趣意書
1942年(昭和17年)に、佐賀県鹿島市出身の実業家・野中忠太翁(1886~1951)が私財を投じ、かつて満州と呼ばれていた中国東北地方の若い子女を日本に給付留学生として迎え入れる施設として、寄宿舎を併設する学校(如蘭塾)を御船山山麓の風光明媚な現在の地に開設しました。昭和18年、第1期生29人、昭和19年、第2期生22人を塾生として受け入れましたが、戦争の終結と同時に短い歴史を閉じました。
その主要施設である迎賓館(含章閣)、塾舎並びに寄宿舎は、当時満州で活躍していた建築家遠藤新の設計した建物として高く評価され、1999年(平成11年)8月、国の登録有形文化財(建造物)に指定されました。この施設で「寄宿舎」については、建築から70年以上を経過し、その間修復されないまま今日に至り建物の損傷が進んでいます。中国との交流の歴史を今に残す施設として、また遠藤新の設計による貴重な建造物として、広く公開・活用を図るため保存・修理を行うこととしました。
私たちの財団は、先人が残された資産を基に奨学金の給付事業や高校生の中国派遣事業などに取り組んでおりますが、如蘭塾の改修のためには、皆様からの温かいご支援がぜひとも必要でございます。厳しい経済情勢下ではございますが、「教育こそ国の宝」という本財団の理念にご賛同いただき、ぜひとも絶大なるご支援を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。
この趣旨にご賛同いただけます場合は、別紙募集要項によりご寄附をお申し込みくださいますようお願い申し上げます。
寄附金募集要項
1.一般財団法人清香奨学会の事業目的
当財団は、優秀な学生であって、経済的理由により修学困難な者に対し奨学援助を行うとともに、教育・文化・国際交流活動への支援等の事業を通じて、次代を担う人材の育成と地域社会の活性化に寄与することを目的としています。
2.事業内容
当財団は、上記の目的を達成するため、以下の事業を行っています。
- 佐賀県内の大学に在学する、本県出身の優秀な学生に対する奨学金の給付
- 佐賀県内の大学に在学する、中国東北部出身の学生及び大学院生に対する留学支援
- 御船が丘梅林及びその周辺部の整備並びにこれらを活用した地域活性化事業
- 青少年のための国際交流事業の推進及び支援
- その他目的を達成するための事業
3.寄附金の使途
- 「如蘭塾・寄宿舎棟」保存修理工事
- 登録有形文化財建造物「如蘭塾塾舎及び寄宿舎」の保存・活用
4.寄附金の募集期間
随時受け付けております。
5.寄附額
個人様 | 一口 1,000円 (何口でも自由) |
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法人様 | 一口 5,000円 (何口でも自由) |
6.申込方法
7.ご寄附の方法
郵便局よりお振込み
- ①窓口及びATMにて振込取扱票でのお振込み
- ②ATMにて総合口座「ぱるる」より
下記口座を入力しご送金
記号番号 | 01750-6-674 |
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加入者名 | 一般財団法人 清香奨学会 |
他金融機関よりお振込み
- ①窓口にて他金融機関指定(店舗備付)の
振込用紙で下記口座にお振込み
店名店番 | 一七九(イチナナキュウ) |
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預金種目 | 当座預金 |
口座番号 | 0000674 |
- ※申込書が到着次第、寄附金納入の振込取扱票をご送付させていただきます。
- ※寄附金が入金されたことを確認した後、「寄附金受領書」を郵送いたします。
- ※当財団は一般財団法人のため、ご寄附される方への税制上の優遇措置(税控除)は受けられませんのでご了承ください。
- ※お知らせいただいた個人情報は、寄附金管理以外の目的に使用することはありません。
- ※恐れ入りますが、振込手数料はお振込者様のご負担にてお願い申し上げます
寄附顕彰 寄附者ご芳名
ご寄附いただきました方々に厚くお礼申し上げますとともに、感謝の意を込めて、下記にご寄附いただきました方のお名前を掲載させていただきます。公表を希望されないご寄附者の方については掲載しません。
寄附者一覧 |
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