お知らせ
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清香奨学会について
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事業内容
当財団のメインである奨学金事業は、昭和27年から始まった佐賀県出身の大学生に対する奨学金の貸与事業が平成23年に新規採用を終了し、以後佐賀県出身かつ佐賀県内の大学及び短期大学に在籍する大学生と中国東北地方(遼寧省・吉林省・黒竜江省)出身で佐賀県内の大学に在籍する大学院生に対する給付事業に移行しました。
日中交流事業については、昭和58年に元塾生から届いた「一通の手紙」を契機に相互交流が始まり、昭和62年から平成25年までの28年間に延べ45人の中国人留学生に奨学金を給付しました。その内の14人は元塾生の血縁者もしくは関係者で宿舎の提供など生活面での支援も行いました。こうした長い中国との関係から平成24年度には、佐賀県内の高校生を対象にした青少年中国派遣事業を開始しました。
また、元塾生らの憩いの場として整備された御船が丘梅林をはじめ周辺および財団本部の建物は、地域の活性化を目的に広く開放し、当財団が維持管理に努めています。
理事長メッセージ
当法人は、1942年(昭和17年)に佐賀県鹿島市出身の実業家・野中忠太翁(1886~1951)が、中国東北地方の子女を日本に留学させるため、寄宿舎を併設する学校(如蘭塾)を運営する財団法人日満育英会を設立しました。第一期29人、第二期22人を塾生として受け入れましたが、終戦により断絶。1952年(昭和27年)に日満育英会は解散し、『教育こそ国の宝』という野中忠太翁の理念を引き継ぎ、財団法人清香奨学会として佐賀県出身の大学生に奨学金を貸与する事業を始めました。あの殺伐とした時代に、日本の文化、日本の家庭に親しませ、日中相互の理解を深めるという、慈愛に満ちた全国でも稀な教育活動が、この武雄の地で行われたことは「誇り」としていいと思います。
時代が変わっても、先人が築いてこられた「志」と「理念」を大切に守って、今後も当財団は奨学金の給付・青少年海外派遣事業など新しい時代に即した事業を展開していく所存です。今後とも皆様のご支援とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
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